読書・鑑賞記録~2023.06
蝉の声と雨音を同時に聞くと夏の終わりのような気持ちになります
梅雨の本格化なのか今週はずっと雨の予報で近所の山が崩れないか少し心配です
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか
月初1回目の更新は前月の読書・鑑賞記録の発表です
先月、2023.06月は
読了 3冊
鑑賞作品 4作品
今回は新書が全然読み進められず、頭が難しいことを拒否しているようで
ちょっぴりかめさんモードです
》読書
先月読了本の内訳は物語(小説)2冊、エッセイ1冊、新書0冊
・物語(小説)
『これは経費で落ちません!10』
とうとう2桁ですね。なんだかしみじみしちゃいます
沙名子と太陽の関係性が不安定になり
天天では税務調査が始まるし
なんだかとっても緊張感のある1冊でした
けど公私ともに沙名子が前進していっている姿を読み進めて
なんだか私も腐ってはいられないな、と思ってしまいました
ひとつずつ片づけていきたいな
これは経費で落ちません!10~経理部の森若さん~ / 青木 祐子 / 集英社オレンジ文庫
『うつくしが丘の不幸の家』
こちらは『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』と比較的似ているかな
という印象でした
今回は1つのおうちが舞台で、家族が1話ごとに変わっていくタイプの
短編連作、という感じと受け止めました(違っていたらすみません
家族の在り方とその入れ物である家との関連性とをちょっと考えてしまいました
第一章で「不幸の家なんて、そんなことないの!」と信子が言うことで
不幸の家ではなかった他者からは見えないそれぞれの家族の物語
なのだろうと信じて読み進め、それでもやっぱり時々苦しくなって…
人生生きていると残念ながらそういうことって実際に起こることあるよね
って当事者じゃないのに、自分のことのように感じられて涙が出ました
家族の在り方って何年生きていてもどれが正解なのか
自分のことだと特によくわからないけれど
他者の介入があって初めて気づく、ということがあるなと思いました
私もだれかにとってそんな存在であれたら嬉しいし
いずれ私が家族の在り方がわからなくなって途方に暮れたときに
手を差し伸べてくれる心温かい人が身近にいてくれたらいいなと思いました
うつくしが丘の不幸の家 / 町田 そのこ / 創元文芸文庫
・エッセイ
『ババア上等!』
めったに読まないエッセイを以前の集英社さんのナツイチで購入したな
と思い出して、読んでみました
歳を重ねていくと手持ちの服が着れなくなったり
今までと同じ着こなしだと残念に見えたり
好きだと思っていたファッションが似合わないような気がして
だんだん身にまとうことすら面倒になり
買い物もおでかけもワクワクしなくなる
…なんてまだまだ先のことだと思っていたけど
最近ちょっぴりそれに近い壁に突き当たりまして(苦笑)
この本で学んだことをアラフィフやアラカンになっても
忘れずにおしゃれと付き合っていきたいものです
ババア上等! 大人のおしゃれDO!&DON’T! / 地曳 いく子・槇村 さとる / 集英社文庫
》映画
先月は映画館で1作、自宅では3作満喫しました
映画館では『劇場版美少女戦士セーラームーンcosmos 前編』を楽しみました
幼少期から私に勇気と元気を分け与えてくれた最強の心の支えです
母とももうずっとこの作品の劇場版を一緒に映画館で観ることがなく
久しぶりに一緒に映画館で鑑賞しました
セーラームーンを親子で鑑賞する日がまた来るなんて思ってもみませんでしたが
とても大切な思い出になったように感じます
後編も母と一緒に観に行きたいねと話をしています、有言実行!
自宅での鑑賞作品のうち1作は金曜ロードショーでの『リトルマーメイド』
ディズニーアニメーションはこどもの頃から何回見ても心が躍ります
こちらはもう名作すぎて多くを語らなくても皆さまご存じの作品かと思います
ストーリーはもちろん、作中で登場する歌が好きでついつい聴いちゃいます
実写映画の公開に合わせての企画だったので告知映像も流れて
実写『リトルマーメイド』もちょっと気になってしまいました
あとの2作はU-NEXTにて。
『アミスタッド』
スピルバーグ監督の過去作品で知らないものを見てみよう!と
パートナーと話題になったので思い切って鑑賞
あらすじとしては
19世紀のアメリカが舞台
奴隷・人身売買などが行われていて
一部の層では奴隷を有することがステータスだったという時代背景の中
拉致されたアフリカ男性たちが船で反乱を起こし、乗っ取るも
アメリカに到着するなり海賊行為の罪で投獄され裁判が始まる
アメリカの裁判関係者は彼らと言葉が通じず、意思疎通も困難で
そもそも彼らは一体何者なのか
どこから来てどういった目的で乗船したのかも把握できず困っていると…
というもの
史実がもとになっている作品ということもあり
いろいろと考えさせられる点も多かった
スピルバーグ監督の社会派作品は
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『ペンタゴン・ペーパーズ』を
鑑賞したことがあったけど、この作品のメッセージ性はかなり強く感じられました
『プライベート・ライアン』や『シンドラーのリスト』は
まだ鑑賞していないので、心身ともに準備ができたら挑戦してみたいです
『6才のボクが、大人になるまで。』
公開時からずっと気になっていた作品の1つ
もうすぐ10年近く経つのか…と思いつつ、いつ見ようかなと迷っていました
最近内山昂輝さんのラジオ番組をポットキャストで頭からおさらいしていたら
この作品が紹介されている回と巡り合ったので、挑戦してみました
この作品の特徴は、12年間同じ役者さんで撮り続けている点でしょう
子役と成長した後の成人役をそれぞれキャスティングして
短い期間で撮影をすることが一般的だとおもうのですが
作品の中で成長していく彼らは、実際の生活でも成長していくのだから
とても自然で、ありのままであるような感じさえしました
ただ、家族の在り方がとてもアメリカンなので
私たちの日常と結びつくところはたくさんはないかもしれませんが
主人公のメイソンが波乱万丈な人生のハプニングを経験しながら
大人になっていく姿は他人事ではないように感じられ冷や冷やしたり
実父とのあたたかな交流の継続は心のシェルターのようにも感じられました
物語はメイソンが大学生活を始めるところまでを追うので
その後、大人になったメイソンがどんな風に自分の家族と向き合っていくのか
想像することができるという点もこの作品の素敵なポイントではないでしょうか
U-NEXTで鑑賞した2作品は見放題で公開中になっているようです(2023.07.04時点)
もし気になった方は初回登録31日間無料のトライアルもできますので
無料期間で楽しんでみても良いかもしれませんね!
では、今夜はこのくらいで
また来週お会いしましょう